映画「ペンギン・ハイウェイ」感想

penguin-highway.com

 

ジャンルは「おねショタSF」?

Twitterで「ペンギンハイウェイ」と検索するとかなりの確率で出てくるのが「おねショタ」だった。(おねショタ:年上のお姉さんと少年のカップリング)小学4年生の主人公「アオヤマ君」と、アオヤマ君が通う歯科医院に勤める「お姉さん」の交流をメインに描かれたストーリーだ。そして、この映画はある日を境に街にペンギン(のようなもの)が大量発生するというファンタジー作品である為、「おねショタSF」と表現する人がいるのだろう。しかし、中には「おねショタ」という表現に嫌悪を抱き、観ることを避けている人も散見された。確かにその括り方だと、まるで深夜のちょっとエッチなアニメを想像してしまうが、この作品には変にエッチな描写は無いので、別の表現は無いか、と考えている。

 

爽やかな夏の思い出を呼び起こす

観終わった最初の感想は、「爽やかで懐かしい映画」だった。新しい作品なのに、どこか自分の子ども時代を呼び起こさせるような映画だった。それは夏休み独特の空や風の表現だったり、異常気象が起こったときの窓越しのドキドキ感だったり、あくまで子どもが主役で大人は部外者扱いだったり、という色んな要素がそうさせているのだと思う。実際、子どもに戻ったような感覚さえしていた。現実の自分とあまり歳の変わらないお姉さんを、アオヤマ君と同じく「大人のお姉さん」と認識するくらいだった。徹底して子どもの目線で描かれている為、甘酸っぱい爽やかなSF作品となっている。

 

「おっぱい」というキーワード

アオヤマ君は、お姉さんのおっぱいにとても関心を持っている。自作の研究ノートには「お椀をくっつけたのとは違う」と、形状に関してなど細かく記録していた。彼は劇中、何度も「おっぱい」発言をしているのだが、純粋な感情や興味から発せられているので性的ないやらしい感じがしなかった。けれど、お姉さんの胸元は彼女の動きに合わせて揺れたり流れたり、描写がとても丁寧で美しかった。

 

私のペンギン・ハイウェイとの出会いはこの映画ではなく、子どもの頃に表紙のイラストの可愛さに惹かれて買った原作の本(森見登美彦著)だった。子どもの日常風景や独特の世界観の描き方が気に入っていた。私が読んだのは単行本だったが、文庫も発売されているので興味がある人は是非。

 

クスリと笑ったり懐かしさに浸ったり、最後には涙ぐむような、爽やかな夏の映画なので、日常に疲れた大人におすすめしたい。

 

ではまた。

 

1 Comment

神崎和幸

こんばんは。
自分も「ペンギン・ハイウェイ」の原作は読みましたよ。
面白かったです。
温かいストーリーが印象的でした。
そのうえ大事な人に会いたくなる作品だと思いましたよ。
映画も観ようと思っています。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です